1.PRIDE
2.RAIN
3.Naked
4.OVER
5.SWEET ESCAPE
          /10曲
G∞VER 84
2005年 1stアルバム

良質なシングル曲4曲を収録した、ハイカラのファーストアルバム! とはいっても、そのシングル曲のクオリティはPRIDEからちょっとずつではあるが低下している感もあり、それほど期待せずに聴いたアルバムではあったが・・・これがかなり良かった。

シングル曲はもう、バックの効果音から何から何まで平均年齢20才以下のバンドとは思えぬほどの完成度の高さで、それはそれで良いのだが、アルバム曲には結構青臭い曲が多くて、不思議なことにそちらに更にハマってしまった。この新人バンドっぽく実に新鮮な感じに、個人的には「Days」「RUN☆RUN☆RUN」より魅力を感じたのかも・・・。 マーキーのヴォーカルは、中〜低音域の曲を歌わせたら物凄い輝きを放つようになり、綺麗な空気に包まれた沖縄という環境が、このような魅力ある声を生むのだろうか・・・? などと考えてしまったほど(^ ^;)。
NakedSWEET ESCAPEはまさに彼女のヴォーカルに最適な曲だと思う。特に後者などとても単調で青臭い曲だが、マーキーのヴォーカルがとにかく素晴らしいので思わず何度でも聴いてしまう。そしてユウスケは普通に歌ったほうがいいと思った...(言っちゃった)。因みに自分がハイカラを好きになったのも、PRIDEの「あの場所か〜ら〜」の部分の彼女のビブラートにホレたからでした。
それに比べると
OVERNOTICEは、やはりマーキーのヴォーカルが高音部分で上手く出切っていないのが気になってしまう。しかしバックの演奏陣がしっかりしており、何より肝心のサビメロが素晴らしいので充分に気に入った

で・・・

「やっぱり」と思われるでしょうが、やはりこのアルバムの一番のマイナス要素はユウスケのラップなのでは・・・。 マーキーの素晴らしいサビの歌唱後に、その余韻無く始まる怒涛の彼独特のラップ・・・。やはり、ちょっと聴き苦しいかと。 歌番組で見てると、この2人の微妙なテンションの違いがとても楽しめたりするんですが。。。

それでも終盤のハイライトである
RAINなど、良質な曲がほとんどを占めるアルバムなので、彼のラップが許容できる人であれば是非聴いてみてください。 ギターの演奏もライトハンド奏法が爆発していたり、何気に凄いことになっているので注目すべし!
High and Mighty Colorアルバム感想

またもや出てきた沖縄出身のアーティスト。しかしHY、ORANGE RANGEなどで見られる
沖縄独特の地域性はほとんど感じず、むしろV系を感じさせるハード・ロックを聴かせてくれる。
若いのに演奏力も文句ナシで、何よりマーキーの中音域の歌唱力は特筆モノ!